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2026.3.13

[プロダクト] 卒業生・岡崎裕司さんによるワークショップを開催しました

  • 全学科

本校プロダクトデザイン科卒業生であり、金属加工を中心としたアトリエ Atelier tuareg(トワレグ) を主宰する岡崎裕司さんをお招きし、ワークショップを開催しました。

Atelier tuareg は、プロダクトから建築物の構造金物まで、幅広い金物の設計・加工・製作を行うアトリエです。真鍮・銅・錫などの金属を組み合わせた加工にも取り組み、素材の特性を生かしたものづくりを行っています。

今回のワークショップは、
「表現から責任へ ― 美術か仕事か」 をテーマに実施されました。

講義では、金属の特性や加工の限界についての解説に加え、造形の楽しさ、そしてデザインを社会で通用する技術やアイデアへと発展させる考え方についてお話しいただきました。

また、銅板を使ったハンドオフ加工の体験も行い、生徒たちは銅板をバーナーで焼き、金属をやわらかくする焼きなました箇所をハンマーを使って銅板を叩きながら少しずつ形を作っていきます。金属は叩くことで硬くなっていくため、再び焼いて柔らかくする工程を繰り返しながら、約1時間にわたって叩き続ける作業となりました。

単純に見える作業の中にも、力加減や叩く位置、工具の使い方など多くの技術が求められ、生徒たちは素材と向き合うものづくりの奥深さを体感していました。

講義の中で岡崎さんは、ものづくりに向き合う姿勢について次のように語ってくださいました。

「高校の時と、やっていることは実はあまり変わりません。」
「仕事では、1週間ほどで製作することも多い。完成形から逆算して考えます。」
「“作ったことがない”を無くしていくことが大事。」
「基本が一番大事です。高校で習ったことを、今もずっとやっています。」
「いま授業でやっていることは、とても大事なことです。」

作品を「表現」で終わらせるのではなく、社会の中で価値を持つ「仕事」へとつなげていくこと。
自己満足のものづくりから、対価を得る仕事へと発展させる考え方について、生徒たちは大きな刺激を受けた様子でした。

卒業生の実体験から語られる言葉は、生徒たちにとって、これからの学びや進路を考える貴重な機会となりました。

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管轄:プロダクトデザイン科